こんにちは!
介護食シェフの鹿子生(かこお)です。
本日は「加水ゼロ式調理法」で作るレシピをご紹介します。
メニューは「かぼちゃの煮物」。
かぼちゃはでんぷんが多く含まれる食材ですので、スベラカーゼに含まれる酵素(アミラーゼ)でサラサラになり離水しないか、心配になるかと思います。
そんなかぼちゃ煮物と加水ゼロ式調理法との相性もお伝えしたいと思います!
そもそも加水ゼロ式調理法とは?
加水ゼロ式調理法とは、「料理」と「スベラカーゼ粥(お粥ゼリー)」をミキサーにかけるだけで簡単に作れるペースト食の新たな調理法です。
加水ゼロ式調理法の最大のメリットは、だし汁で加水するペースト食の食事よりもエネルギーがUPできることです!!
加水ゼロ式調理法の詳細については、「特設ページ」も公開中です!
加水ゼロ式調理法「かぼちゃの煮物」の作り方
材料(2人分)
かぼちゃの煮物 | 100g |
かぼちゃの皮+茹でたほうれん草 | 50g |
スベラカーゼ粥(お粥ゼリー) (かぼちゃ果肉用:100g、皮+ほうれん草用:50g) | 150g |
※スベラカーゼ粥(お粥ゼリー)の作り方はこちら
作り方
①かぼちゃの皮を切り落として果肉と皮に分けます。
②かぼちゃの皮だけでは分量が少ないため今回は茹でたほうれん草を混ぜて分量を増やします。
③それぞれにスベラカーゼ粥(お粥ゼリー)を入れてなめらかになるまでミキサーにかけます。
④果肉部分を先に、その後に皮部分を盛り付けるときれいに盛り付けることができます。
加水ゼロ式調理法は調理工程がとても少なく、簡単な点もメリットです!
出来上がりの様子は?
写真で出来上がりをご覧ください。
それぞれのペースト食をスプーンから落としてみた様子が以下の通りです。
基本的には出来上がりの性状はほとんど変わりません。
しかし、かぼちゃはでんぷんが多く含まれる食材ですので、スベラカーゼに含まれる酵素(アミラーゼ)でサラサラになり離水しないか、心配かと思います。
今回の調理では盛り付け後10分前後で若干の離水がみられました(以下の写真の通りです)。
しかし、離水してもスプーン等でしっかりかき混ぜると、水分が全体になじみ、離水は無くなります。
また、酵素が効きすぎてさらさらになってしまうということもありませんでした。
まとめ
加水ゼロ式調理法は「スベラカーゼ粥(お粥ゼリー)と混ぜるだけ」という非常に簡単な調理方法です。
ぜひ参考にしてみてください。
作成:2023.2.8 鹿子生・狩野
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監修:医師 金沢英哲先生(Swallowish Clinicスワローウィッシュクリニック 院長)
管理栄養士 江頭文江先生(地域栄養ケアPEACH厚木 代表)